モデル一覧
AI画像モデルを順位ではなく用途で解説
実際に名前が挙がる7つのモデルと、それぞれが本当に得意なこと。点数は付けません。答えは持ち込む仕事で完全に変わるからです。
ディレクトリ
- GoogleNano BananaGoogleの会話型画像編集モデル。編集を重ねても同じ顔を保ちます。
- Stability AIStable Diffusionエコシステムの起点となったオープンモデル。LoRA、ControlNet、checkpoint。
- Black Forest LabsFLUX.1元Stable Diffusion研究者が構築。プロンプトを逐語的に解釈し、画像内の文字も描ける。
- Midjourney, Inc.Midjourney強いハウススタイル。主張が強く、クローズドでサブスク限定。
- RecraftRecraft本物のベクターを書き出す。ブランド/デザイン業務向け。
- ByteDanceSeedreamByteDanceのモデル。中英バイリンガルの文字レンダリングとネイティブ高解像度。
- OpenAIgpt-image-1ChatGPTの画像機能を支えるモデル。指示に強く、文字描画も得意。
選び方
まず決まるのは「ゼロから作るのか、写真を変えるのか」。ゼロから作る場合は構図とpromptへの忠実さが重要で、写真を変える場合は触れていない部分を壊さないことが重要です。両者はほぼ逆の要件であり、片方特化のツールはもう片方では凡庸になりがちです。
次に、結果の再現性が必要かどうか。クローズドのホスト型モデルは裏側で更新され、商用で頼るルックがあなたの管理できないタイミングで使えなくなることがあります。オープンウェイトはそれを固定できますが、自前でインフラを運用するコストが発生します。
三つ目は出力形式。これが一番見落とされます。ファイルをベクターエディタで開く必要がある、あるいは2メートルで印刷する必要があるなら、品質以前にこの一覧の大半は要件から外れます。
このディレクトリの趣旨
- 件数
- 7つのモデル
- ランキング
- 順位付けなし — 解説のみ
- 所属
- いずれとも無関係
- 料金
- 意図的に記載しません
- バージョン
- 固定せず — 更新が速すぎるため
- 更新日
- August 2026
モデル比較の読み方
多くのランキングは、あなたの質問に答えていない
「最高の画像モデル」一覧は、少数のpromptを各モデルに流し、結果で比べる作りが一般的です。これは“そのprompt群への対応力”を測るだけで、あなたの仕事がそれに似ていない限り有用ではありません。しかもブログ映えを狙って選ばれたテストpromptが、実務と乖離していることは多い。
より有用なのは構造的な問いです。これは画像を“作る”のか“変える”のか、美学の“持ち味”があるのか、自前運用できるのか、出力はピクセルかカーブ(ベクター)か。これらはバージョンが変わっても揺らぎにくく、品質の議論に入る前に大半をふるい落とせます。

絞り込みを一気に進める3つの問い
品質より前に“制約”で選ぶ
最初で最大の分岐
説明文から画像を生成することと、手元の写真を編集することは、ほぼ逆の問題です。前者は構図とpromptへの忠実さが報われ、後者は言及していない部分を一切壊さないことが評価されます。
編集向けのモデルは、被写体の同一性を連続した変更の中でも保ちます。生成向けのモデルは、ゼロからフレーミング・光学・スタイルを制御できます。両方に卓越するものは多くありません。
- 既存写真を編集:Nano Banana。
- ゼロから作る:FLUX, Midjourney。
- 両方を会話型で:gpt-image-1。

依存物のコントロールは誰にあるか
クローズドなホスト型は中身が予告なく変わります。ブランドの“持ち味”にした見栄えが再現不能になることもあり、バージョン固定もできません。
オープンweightsならそれを固定できますが、代わりにインフラが載ります—ハードウェア、ストレージ、更新、依存の変化で壊れるパイプライン。
- 再現性重視:Stable Diffusion, FLUX。
- インフラ不要が最優先:ホスト型全般。
- ボリュームとプライバシーは自前運用へ傾く。

最後に気づきがちな制約
出力をベクター編集で開きたい、建物サイズまで拡大したい、来年他者が配色変更したい。こうした要件には、どれだけ見映えが良くてもラスター画像は不適切です。
同様に、数千字種を持つ言語で可読な文字を載せるなら、このリストの大半は最初から対象外になります。
- 編集可能なカーブ:Recraft。
- 中英のテキスト描画:Seedream。
- それ以外:ラスターのピクセル。

モデルに関する質問
選定前によく聞かれること
短い答え。各モデルのページに長い解説があります。
同じpromptとモデルなのに画像が変わるのは?
開始ノイズが毎回異なるからです。seedでノイズを固定すれば、prompt+seed+modelの組み合わせで完全再現できます。3要素のどれか1つでも変えれば、似てはいるが同一ではない結果になります。
新しいモデルは常に良い?
出力の生品質では、たいていは良くなります。その周辺—コミュニティのツール群、スタイル適応、ライセンスの明確さ、価格の安定—では、そうとも限りません。Stable Diffusionは、エコシステムが支える“生き続ける旧モデル”の代表例です。
promptをモデル間で移植できる?
題材やシーンは移りますが、パラメータと記法は概ね移りません。重み付け、ネガティブ、スタイルトークンの解釈がモデルごとに違い、特定モデル向けに突き詰めたpromptは他では過剰指定になりがちです。
オープンweightsで実際に得られるものは?
ローカル実行、バージョンの永久固定、従量課金なしの生成、ソース素材を第三者インフラに置かないこと。代償はハードウェアと保守です。
テキストを正しく描けるのはどれ?
短い文字列なら複数が扱えますが、組版の代替にはなりません。まず画像を作り、文字はデザインツールで載せるのが、問題群を丸ごと避けるやり方です。
モデルとprompt、どちらが重要?
最低限のprompt品質を下回ると、モデル差は活きません。練られたprompt+中堅モデルは、曖昧なprompt+最上位モデルに勝ちます。ここでprompt指南が長い理由がそれです。

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ディレクトリは道具の説明です。ここからは“それで何をするか”。
AI画像モデルに関する質問
- 最良のAI画像モデルはどれですか?
- 単一の正解はありません。だからこそ、このディレクトリはランキングではなく記述です。Midjourneyは美学を強く付与し、FLUXは指示に忠実に従い、Nano Bananaは人物を崩さずに写真を編集し、Stable Diffusionは部品一式を渡し、Recraftはベクターを出力し、Seedreamは中英の文字組をこなし、gpt-image-1は複雑な文の解釈に長けます。ご自身の課題記述に最も近いものを選んでください。
- オープンモデルとクローズドモデルの違いは?
- オープンなweightsはダウンロードして手元のハードウェアで実行できるため、バージョンを固定し、1枚ごとのコストなしで生成でき、素材を第三者サーバーに出さずに済みます。クローズドモデルはAPIやアプリ経由で利用し、インフラ不要な代わりに、更新は提供者の都合で行われます。
- ここに価格やバージョン番号がないのはなぜですか?
- ディレクトリの更新より速く変わるためです。古い数値は、古いのではなく虚偽に見えてしまいます。ここに記すのは変わりにくい事柄—製作者、アクセス方法、weightsの公開状況、得意とする用途—です。
- これらのモデルとLaFotoに提携関係はありますか?
- ありません。いずれも再販せず、製作者とも商業的な関係はありません。唯一一人称が登場するのはFLUXの項目で、このサイトの画像をどのモデルで生成したかを述べています—その主張はギャラリーの各カードで裏付けられます。
- promptを他のモデルへ移植できますか?
- 被写体とシーンの骨子は移りますが、パラメーターや構文は多くの場合そのままでは通用しません。重み付け、ネガティブ、スタイルトークンの解釈がモデルごとに異なり、特定モデル向けに詰め切ったpromptは、他では過剰指定になりがちです。
- 新しいモデルは常に古いモデルより優れていますか?
- 生の出力品質では概ね優位です。しかし、その周辺—コミュニティのツール群、スタイル適応、ライセンスの明確さ—は必ずしもそうではありません。Stable Diffusionは、出力そのものよりエコシステムによって古いモデルが現役であり続ける典型例です。
- 既存の写真を編集するには、どのモデルを使うべきですか?
- 生成ではなく編集に特化したモデルです。見分けるべき能力は、連続する変更の中でも被写体を同一に保てること。多くのtext-to-imageモデルは、1〜2回の編集で被写体が崩れます。
- 文字を安定してレンダリングできるモデルはありますか?
- 短い文字列ならデザイン前提で使えるモデルはいくつかありますが、組版の代替にはなりません。絵は生成し、文字はデザインツールで載せてください—生成された文字は後から編集・スペルチェック・翻訳ができません。
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